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(新米講師さん向け)ピアノ初心者のお子さんに最初に教えたい楽典 その1

ピアノ練習方法

ゆるやかピアノ♪ かおりです。

ご訪問ありがとうございます^^

今日は、私の体験を元に、ピアノ初心者のお子さんでも理解出来る楽典の教え方とおすすめの教材をお伝えします♫

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まず最初に覚えてもらうこと

楽典といっても音符に音楽記号に・・・たくさん覚えてほしいことがありますね^^

ですが、一度にたくさんの事を伝えようとすると、生徒さんは混乱します(..;)

なので、私はまず最初に覚えてもらうことを3つに絞っています。

それは「ト音記号・ヘ音記号」「真ん中のド」「音階」です。

 

この3つに絞った理由ですが、まずはこの3つをベースに、レッスンの中で一緒に譜読みをしていった方が、自分で譜読みができる力が早くに身につくのではないだろうか?と思ったことがきっかけでした。

譜読みが出来るようになると、ピアノが楽しくなってくるはず!!という考えでした^^

実際、一番最初にこの3つに絞って教えたお子さんは、少しずつ理解を深める事が出来たようです。

譜読みがだんだん速くなり、スムーズにレッスンが進めることが出来ています^^

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ト音記号とヘ音記号の教え方

それではまず、ト音記号とヘ音記号の教え方を説明しますね^^

ト音記号とは「ト」=ソの音から渦巻きが始まっているからト音記号なんですが、ピアノ習い始めて間もない生徒さんに「ト音の“ト”とは日本音名のソの音です」と説明しても混乱するだけです。

なので、下から2番目の線から渦巻きが始まることだけ教えます。

   参考資料:新版おんがくドリル

 

そして書く練習です。

最初は点線をなぞって書いてもらいます。

ト音記号を書くのは、結構難しいですよね(..;)

定着するには、おうちで練習するように宿題を出すのも良い方法ですが、レッスンの度に5個だけ書いてもらうことをやっていくだけでも、どんどん上手に書けるようになりますよ!

 

ヘ音記号も同じように練習します。

ヘ音記号は上から2番目の線から始まります。

  参考資料:新版おんがくドリル

繰り返し書く練習をすることで、自然に「ト音記号」「ヘ音記号」が書けるようになります。

書くと同時に「この記号は何かな?」と質問して「ト音記号!」「ヘ音記号」口に出して覚えることも大切です^^

真ん中のドを教える

 

次に「真ん中のド」を教えます。

最初は、ピアノの鍵盤を書いた紙で真ん中のドの場所を教えます。

 

この楽譜の真ん中のドと、鍵盤の真ん中のドを一致させます。

それから、実際に生徒さんにピアノに触れてもらって真ん中のドを弾いてもらいます。

楽譜の「真ん中のド」鍵盤の「真ん中のド」が一致することを理解してもらったら、次のステージに進みます。

音階を教える

それでは、次は音階を教えます。

まずは生徒さんに「音の高低」を体感してもらいます。

真ん中のドから1音ずつ、講師が音階を上りながら弾きます。

ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド

次に、真ん中のドから1音ずつ音階を下がって弾きます。

ド シ ラ ソ ファ ミ レ ド

これは音が高くなったり、低くなったりするのを耳で聴くことで、生徒さんに「音が高くなる」「音が低くなる」感覚を感じてもらうためです。

音の高さ、低さを知ることが音階を理解する1歩になります。

今度は生徒さんに弾いてもらいます。

音の階段を上がるよ♪

参考資料:新版おんがくドリル  

 

音の階段を下るよ♪

 参考資料:新版おんがくドリル

音の階段を上ると・・・「音が高くなる!」

音の階段を下ると・・・「音が低くなる!」

というように、階段の上り降りをイメージすると音の高低が分かりやすかったようです。

おすすめの教材

私は一番最初にお子さんに楽典を教えるときにはこの練習ドリルを使っています。

練習ドリルを使うと楽典の基礎が定着していきます。

ピアノ初心者のお子さんにとてもおすすめの教材がありますので紹介しますね!

       

「株式会社 学研プラス」から発行されている新版 おんがくドリルです。

著者は、ピアノ教本「ぴあのどりーむ」の著者、田丸信明さんです。

価格は定価900円です^^

ほっこりするイラストが描いてあり、楽典の練習にとても使いやすいです。

ピアノ初心者のお子さんが喜んで使っている教材の1つです^^

今回紹介した本はこちらです↓

新版 おんがくドリル 1

 

まとめ

・最初に教えるのは「ト音記号・ヘ音記号」「真ん中のド」「音の高低(音階)」の3つ。

・ト音記号とヘ音記号は繰り返し書く練習と同時に声に出して覚えることも大切。

・音の高さ、低さを知ることが、音階を理解する第1歩になる。

・音階を教えるときには階段の上り降りをイメージすると音の高低が理解しやすい。

・楽典の練習はドリルを使うと基礎が定着するのでおすすめ。

 

ピアノ初心者のお子さんに最初に教えたい楽典その2(音符の読み方)の記事も書いていますので、ご覧になっていただけると嬉しいです。

(新米講師さん向け)ピアノ初心者のお子さんに最初に教えたい楽典 その2
ゆるやかピアノ♪ かおりです。 ご訪問ありがとうございます。 今日は、ピアノ初心者のお子さんに教えたい楽典その2、音符の読み方をお伝えします。 ピアノ初心者のお子さんに最初に教えたい楽典その1はこちらからの記事です^^ 音符の読...

参考になると嬉しいです^^

今日も読んでいただき、ありがとうございました♫

 

 

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