こんにちは^^
ゆるやかピアノ♪ かおりです。
今日は、私のレッスンを見学しに来てくれた子のお話しをしたいと思います^^
近所に住む、小学生の女の子Tちゃんがとうとうピアノを弾きに来てくれました。
「とうとう」と言うのは、以前から私が『ピアノを弾きにおいで』と誘っていたからです。
なぜ誘ったかと言いますと、Tちゃんのお母さんから「幼稚園の時に音楽発表会の鍵盤ハーモニカの練習が厳しくて、それからうちの子はピアノが嫌いになっちゃったみたいなのよね」と聞いたからです。
最初にそれを聞いた時、私は、胸の奥がぎゅっと締め付けられる気持ちになりました。厳しい練習で、ピアノが好きなのか嫌いなのか、分からなくなった時期が私にもあったからです。
ですが、音楽って本当は楽しいものだし、ピアノが嫌いなままで終わって欲しくないと思いましたので、Tちゃんに会ったときに「ピアノを見においでよ^^」と、ピアノ教室に誘いました。
最初に誘ったときのTちゃんの反応は、「ピアノ・・・。うーん・・・」と言葉を濁していましたが、数回誘っているうちに「行ってみようかな・・・」と言ってくれるようになりました。
そして、Tちゃんのお母さんから、「Tが、かおりさんとピアノを弾くと言いだして、お姉ちゃんも行きたいと言うのだけど、行かせても大丈夫なのかな?」と連絡いただきました。
私は 「ピアノを楽しむきっかけになってくれたらと思うので、是非!どうぞ!」 とお返事しました。
こうして、Tちゃんは小学校6年生のお姉ちゃんとレッスンに来てくれたのです^^
レッスンでは、曲を弾くというよりは、とにかくたくさんピアノに触れて楽しんでほしいという気持ちだったので、まずは手作りの音符マグネットを使い、鍵盤と音を確かめました。ピアノの蓋をあけて、鍵盤を押し、音が鳴る仕組みも確認しました。
Tちゃんは、ピアノの弦を見て、「初めて見た-!」と、飛び上がって喜んでくれて興味津々な様子で触っていました(*^▽^*)
鍵盤の数を数えてもらったときは、お姉ちゃんと競いながら、笑顔で数えてくれました^^
普段はどんな曲を聴くのかを尋ねると、「adoの《うっせぇわ》が好き」と教えてくれたので、サビを教えたらとても喜んでくれました^^ 「うっせぇうっせぇうっせぇわ~!!」と歌いながら何回も弾いてくれたので、私も楽しい気持ちになりました(*^▽^*)
それから、小学3年生の男の子のレッスン風景も見学してもらったんです。男の子の生徒さんは緊張していましたが、2人が真剣に聴いてくれていたので頑張ってくれました。
最後に、Tちゃんに感想を聞くと、「ピアノ、すごく楽しかった!」 「男の子(生徒さん)がすごかった!」と言ってくれました。その言葉を聞いた生徒さんは照れながらも、嬉しそうでした(*^▽^*)
Tちゃんは、最初に誘った時は、ピアノと聞いて表情が固かったのですが、今日は終始ニコニコでした! Tちゃんの笑顔を見ていると、以前とはピアノに対する気持ちが変わってくれたかな?と感じました。
それと、嬉しかった事がもう一つありました。
後日、生徒さんに「レッスン見学のお願いを聞いてくれてありがとう。」と伝え、どうしてTちゃん姉妹がレッスンを見学にきたのか理由を話したら、「僕も、音楽の授業が嫌いやったけど、ピアノ習い始めてからは一番好きな教科になったしね」と言ってくれたんです!
今まで、生徒さんにピアノに対する気持ちを聞いたことはなかったので、思わぬ形で気持ちを知ることができてとても嬉しく思いました。 同時に良い刺激になったようで良かったです。
レッスン見学後に、Tちゃんが私の教室に通ってくれるかは分かりませんが、Tちゃんが少しでもピアノに対する印象が変わってくれたら嬉しいなと思っています。
ピアノはコツコツと練習して弾けるようになっていきますが、自分自身が楽しくないと弾けるようになるまで続かないと私は思っています。
むずかしいことは置いておいて、「まずはピアノを楽しんでもらう」このことを大事にして、これからも生徒さん一人一人に寄り添ったレッスンをしていきたいです^^
読んでくださり、ありがとうございました♪
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