ゆるやかピアノ♪ かおりです。
ご訪問ありがとうございます!
今日は、練習してこない生徒さんでも上達するレッスンのやり方をお伝えします^^
ピアノに興味を持って習い始めたけれど、おうちにピアノがない、キーボードはあるが鍵盤が足りない・・・など、色んな事情がある生徒さんがいます。
ピアノがないから、練習できないから「ピアノを教えることは難しいし、無理」と、講師が諦めてしまうのはもったいない!!と私は思っています。
声かけ次第でレッスンの中だけでもピアノは上達していきますので、私なりのレッスンのやり方をご紹介しますね♪
ここでお伝えするのは、音符が読める、幼稚園年長から小学3年生くらいのピアノ初心者の生徒さん向けです。
1回のレッスンでスラスラ弾けるようになることは難しいので、個人差はありますが、3回~4回程度のレッスンで仕上げる方法になります^^
1回目のレッスン
ぴあのどりーむ3巻の曲を例に挙げますね^^
まず、1回目のレッスンは、一緒に歌うことから始めます。この楽譜には歌詞がないので音名で歌います。
歌う事で、曲の感じをつかみ、譜読みも一緒にします。
そして片手ずつ、ゆっくりとしたテンポで弾いていきます。
個人差がありますが、右手、左手を3~4回くらい弾いていると曲の感じをつかんでスムーズに弾けるようになってきます。
この時に“間違わずに弾けた“と言うことではなく「初めてみる楽譜だけど、一生懸命に弾いたね!えらいね!」と、取り組んだ姿勢を褒めてあげると、生徒さんは、自主的に弾き始めるようになるんです。
1~2分、見守って、「まだ弾きたい~!」くらいのところでこの曲の1回目のレッスンは終了とします(^_^)
2回目のレッスン
2回目のレッスンは、前回のおさらいから始めます。
まずは片手ずつ弾いてもらいます。この時に最初に注意するのはテンポです。
前回弾いたから分かってる!と、急に早いテンポで弾き始める生徒さんがいます。
練習していなくていきなり速くは弾けません・・・。途中で弾けなくなってしまうんです。
なので、弾く前に、丁寧にゆっくり弾くように伝えます(^-^*)
そして、生徒さんが弾くときに私は歌います。
なぜ私だけ歌うかというと、歌に合わせて、余裕を持って弾けると両手の練習もスムーズに入れるからです。
両手の練習は右手と左手の動きを確かめながら、ゆっくりと弾きはじめます。
最初はぎこちなくて、とぎれとぎれにしか弾けないところもあります。
生徒さんによっては「むずかしいよー!」ともどしかしい気持ちを隠せないことがあります。
そんな時に私が伝えるのはたくさん間違えていいんだよ」ということだけです。
間違えてもいいと聞くと、リラックスして落ち着いて弾き始めることが多いです^^
両手でなんとか弾けるようになってきたかな?というところで、この曲の2回目のレッスンは終わります。
3回目のレッスン
3回目のレッスンは、いよいよ曲の仕上げに入ります。
最初に両手で弾いてもらいますが、おうちで練習していない場合は、必ずといっていいほどつっかかる場所が出てきます。
例えばこの○印のところは難しいようでしたので何回も練習しました。
つっかかる場所を片手ずつ弾く⇒両手で弾くという部分練習を繰り返します。
両手で合わせるタイミングがつかめてきたら、部分練習をした1小節前から1小節後まで弾いてもらいます。
繋げて弾けるようになってきたら、最初から最後まで通して弾きます。
発表会などがあれば別なのですが、
・ブツブツと音が途切れないように弾けている
・間違った音を弾いても、止まらずに弾いた(自分のミスに気付いていた)
・強弱に気をつけて弾いている
ミスしてもこの3つが出来て入れば、私は拍手で終了とします。
なぜなら、「楽しい想い出のある曲は繰り返して弾く⇒何回も弾いているうちに上達する」からです^^
弾けるようになってきて楽しいね~!また次の曲も一緒に楽しもう!と声かけして次の曲に移ります。
レッスンの後に「あの曲、弾いてみて」と生徒さんにお願いして弾いてもらう事があるのですが、喜んで弾いてくれます(^_^)
生徒さんの方から弾き始めることもありますよ♥
最後に・・・
今日は「全く練習してこない生徒さんのレッスンのやり方」をお伝えしましたが、決して生徒さんがおうちで練習してこなくても良いという記事ではありません!
練習してる人としない人では上達度は別物ですよね。
ですが、私の体験でお話しすると、レッスンの中だけで曲を仕上げていく生徒さんは、回を重ねて弾けるようになってくると演奏が楽しくなってきます。
そして「機会があったらピアノの練習をしようかな」と少しずつ意識が変わってきます。
生徒さんが少しの時間でもおうちで練習してきた時は(週に1~2回でもOKです^^)忙しい毎日の中で、ピアノの練習を頑張ったことをたくさん褒めてあげてください。
頑張ったことを認めてあげると、生徒さんは自らピアノを弾くようになります。
その時がチャンスです! コツコツ練習することの大切さを繰り返し教えてあげてくださいね。
事情があって自宅で練習できない生徒さんも、音楽の楽しさを知ってほしい、ピアノを楽しく長く続けて欲しいと願ってこの方法でピアノを教えています(^_^)
まとめ
・おうちで練習できなくても、声かけ次第でレッスンの中だけでも上達する。
・初心者であれば、3~4回のレッスンで1曲を仕上げる。(個人差あり)
・1回目のレッスンは譜読み(一緒に歌う)、片手練習。
・2回目のレッスンは、片手練習、両手で弾く。(テンポに注意)
・3回目のレッスンは、部分練習を繰り返し、仕上げていく。
・演奏が楽しくなると、生徒さんは「練習しようかな」という意識に変わってくる。(個人の体験)
・コツコツ練習することを繰り返し教えることが大切。
参考になりましたら嬉しいです!
読んでいただきありがとうございました^^
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