ゆるやかピアノ♪ かおりです。
ご訪問ありがとうございます。
今日は、私が実際にピアノ導入期の生徒さんにレッスンで使ってみて、ピアノがぐんぐん上達していると感じるピアノのテクニック本についてお話ししたいと思います。
ピアノテクニック本とは?
ピアノテクニック本とは
・指使いを学ぶ
・指をスムーズに動かす練習をする
・スタッカート、レガート、装飾音符などの練習をする
曲を弾くときに必要な表現力を学ぶための練習本で、弾けるようになったら練習前の指の準備運動にもなる本です。
色んな種類のテクニック本がありますが、私は、最初は「バーナムピアノテクニック」という本を使います。
バーナムピアノテクニックの特徴
バーナムピアノテクニックの著者はエドナ・メイ・バーナムという女性で、アメリカの作曲家でピアノ教育者です。
バーナムピアノテクニックは1巻に入る前に「ミニブック」と「導入書」という本があります。
1巻よりも更に簡単なテクニック本なので、この2冊を使った後に1巻に進むと、無理なくテクニック力を向上させることができます。
紫の本がミニブックでオレンジ色の本が導入書です。(導入の方が先かと思いますが、ミニブックが先です)
ミニブックは片手練習から、導入書は最初から両手練習がはじまります。
私が感じたバーナムピアノテクニックの特徴ですが
・1曲1曲が4~8小節とかなり短くシンプルで使いやすい。
・書かれている棒人間がなんだか愛らしいので人気がある。(バーナム本人が書いたイラストだそうです)
・1冊の本の中で、ピアノテクニックの基本がカテゴリー1~5に分けられているので使いやすい。
教本は30ページほどの薄い本です。厚みのある本だと途中でページがめくれてくるので、クリップで固定したりするのですが、この本はそんなことはなく、小さなお子さんでも楽譜をパッと開けるところがとても良いと思います^^
バーナムピアノテクニック ミニブック
全くピアノを弾いたことがない場合は片手練習からはじまる、ミニブックから始めます。
この本の素晴らしいところは、「歩こう」「転がろう」など、運動を例にしているので、小さなお子さんも表現力のイメージが湧きやすいところです。
2.「ホッピングしよう」 スタッカートの練習が出てきます。 ここで、力んで弾いてしまう生徒さんがいました。短い音を出そうと、鍵盤から指を離して叩くように短く切って弾こうとしていたからです。
力んでいるときは手をそえながら、手の甲、手首などに力が入らないようにゆっくりゆっくり練習して、鳴っている音を聴くだけではなく、感覚を覚えてもらうと少しずつではありますが、上達していきました。
私が教えるときはこんな工夫もしています。
8.側転運動は小学生の男の子に人気でした(^_^)
たくさん側転をしてくれたのは楽しかったのですが、やり過ぎて興奮してしまい、その後のピアノレッスンは集中出来なくなったという失敗も・・・(..;)
バーナムピアノテクニック 導入書
導入書はミニブックと比べて、音符が小さくなり、曲も8小節のものが出てきたりします。ミニブックの応用編です。
なんとか両手で弾けるという生徒さんは、導入書から始めてもよいと思うのですが、私は「両手で頑張って弾けるけど、音符の長さやリズムがいまいち分かっていない」という生徒さんには、簡単なミニブックを一緒に丁寧に楽譜を見ながら進めていくのも良いと思っています。
音符やリズムをしっかり学べて、どんどん進むので「弾ける喜び」を感じる様子です^^
導入書で教えるのに苦労したところ
導入書では装飾音符が出てきます。ここを教えるのは苦労しました。
グループ 2 6.蛙のようにとんでみよう ここで装飾音符が出てくるのですが・・・
今までは、スタッカート、スラーは数回練習すれば弾けてたのに、何回弾いても上手く弾けなくて困っている生徒さんがいました。装飾音符を弾くとき、構えてしまって指や手に力が入ります。なので、数回弾いてみて、苦労するようなら「後から挑戦しようね♪」と飛ばします。
私の個人的な考えなのですが、導入書が終わる頃に弾いてみると、最初に弾いたときよりはうまく弾けるので「弾けるようになってきてる!!」と達成感が味わえると思います。
装飾音は「これが弾けたらカッコイイ!」となるので、無理のないように練習すると良いですね!
バーナムピアノテクニックを使って身につくこと
バーナムピアノテクニックは、ミニブックと導入書という、1巻に入る前の「準備運動」があることで、表現力と技術力が無理なく伸びていくと思います。
1曲1曲が短いので、楽譜に慣れていない生徒さんに最適な本です。楽譜をしっかり見てから弾く事を一緒にやっていくと、弾く前に楽譜を確認するくせづけができます。そうすることで、初見力も身に付いてきています。
今回紹介した本はこちらです↓
まとめ
・ピアノテクニック本とは、ピアノ曲を弾く時に必要な表現力を学ぶための練習本。
・バーナムピアノテクニックは1巻~4巻あるテクニック本だが、1巻に入る前に「ミニブック」と「導入書」という2冊から使うのがおすすめ。(熟練度によって個人差あり)
・「ミニブック」→片手練習からはじまる。 「導入書」→はじめから両手の練習。
・難しい装飾音符は、数回弾いてみて苦労するようなら、後から挑戦してもよい。(個人の感想)
・最初は4小節のとても短い簡単な曲から始まるので、楽譜に慣れていない生徒さんには最適。初見力が身につく。
参考になると嬉しいです♫
読んでいただきありがとうございました♥
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