宮崎県宮崎市のピアノ教室 ゆるやかピアノ♪ かおりミュージッククラスです(^_^)
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今年は異例の早さで梅雨に入りました! 宮崎市はずっと雨の日が続いているわけではなく、晴れる日、初夏の風が気持ちいい日、真夏のように暑い日・・・表情豊かな毎日です。天気予報では明日からはしばらく雨のようですが、この時期の雨は大事な天の恩恵です。雨音と一緒にピアノを楽しみましょう♡
実はレッスン本で悩んでいました
今日は私がピアノ教室を開こうと決意して、募ったモニターさんに教えた時に使っていたレッスン本について話をしようと思います。
モニターになってくれた小学2年生が一番最初にレッスンに来た日は、音楽の教科書を持ってきてもらって、授業で習っている「かっこう」を弾けるように練習しました。
次のレッスンからはピアノの導入本に沿って進めようと考えましたが、実はレッスン本に悩みました(~_~;)
何に悩んだかと言いますと、楽器店で楽譜を探したときに、私がピアノを習い始めた時とは比べものにならないくらいのいろんな教本が出版されていたからです。
しばらく楽譜を見たり、調べてみたのですが、どれもとても工夫されている本ばかりなので、どれにしようかと迷って決めれなかったんです。
私が教える小学生の生徒さんは、音楽の授業で鍵盤ハーモニカは弾いたことがある、1オクターブはなんとか弾けるかな?という状態でした。
そこでまず手に取ったのが、「バイエル」という教本でした。
バイエルは良い教本なのだけど・・・
ピアノ入門書といえば、ドイツの作曲家フェルディナント・バイエルの教本がとても有名です。
私もバイエルからはじめました。私が持っていたバイエルは上巻が「赤バイエル」、下巻が「黄色バイエル」と色分けされていました。
しっかり右手練習を重ねて、左手練習に入れる。バイエルはとても良い教本だと改めて思います。
ただ一つ気になることが・・・。
①赤バイエルの最初の右手練習は「真ん中のド」から始めるのではなく、1オクターブ上のドから始まるのです。私が教えている小学2年生の生徒さんは学校ですでに「真ん中のド」の位置を教えてもらっています。いきなり1オクターブ上の「ド」だと混乱するのでは?と感じました。混乱すると、ピアノが楽しくなくなるかも。。
そこで、この生徒さんに関しては、バイエルは一旦保留としました。
オルガンピアノの本を使ってみた感想と進め方について
迷いに迷って、次に手に取ったのが、オルガンピアノの本です。なぜ、私がこの本を手に取ったかというと、音符が大きすぎず、小さすぎず、とても見やすい!という第一印象からでした。
「ド」がたくさん並んでいます^^
生徒さんには「ドドドド・・・・」と弾いてもらって、私はきらきら星の旋律を弾きます。
そうしたら楽しい連弾ができるんです。一緒に楽しめそうだなあと思い、最初の一冊目は「オルガンピアノの本」に決めました。
実際に使ってみると、「真ん中のド」から教えて正解だったと思いました。
最初にピアノを弾くページから、右手と左手を使って真ん中のドを弾くので、「右手で弾くドと左手で弾くドは同じ真ん中のド」ということを楽譜をみて理解することができたようです。
3.おつかいありさん 右手は「ド」「レ」左手は「ド」「シ」音階をゆっくり覚えることができます。
そして次のページからは「ドレミ」「ドシラ」というように、進度はゆっくりですが、確実に指番号を覚えていける仕組みです。
7.おやまのがくたい 人気ナンバーワンはこの曲でした^^
2小節目の「ドミレソ」のところと、4小節目の4分休符が入るところが難しいようでしたが、部分練習をゆっくりすることで弾けるようになりました。
8.ほたる 前ページのおやまのがくたいでちょっと疲れたようだったので、馴染み深いわらべ歌でモチベーション上がります。
最初の1小節の「ほ ほ」の4分音符が伸びがちなので、手拍子を入れて、休符を意識させるようにすると良いです。ただ、符は「休み」という意識ではなく、「次の音を弾く準備の時間だよ」と伝える事がとても大事です。
9.ヨット 初めての4分の3拍子、スラーという記号も出てきます。2分音符も出てきました。
ここのスラーは、曲名のヨットにちなんで、身体を使う練習が良かったです。最初の1拍目で背中(肩甲骨辺り)を波のイメージで軽くズーンと押すとイメージがつかめたようです。
10.たいこ この曲も人気の曲です。ここで初めてタイが出てきます。スラーと似てますが全く意味は違うもの。すぐには覚えられないようでしたが、「同じ音をつないでいるのはタイ。一緒にいタイ」などと説明しました^^ 実はこの曲はオーストリアの作曲家で交響曲の父、弦楽四重奏の父、ハイドンの作品なんです。ハイドンは中学校のテストに出ますし^^ 知らないより知ってる方が音楽を楽しめるようになるので、「有名な曲を作った人だよ~覚えておくといいよ」とかなりざっくり伝えましたが(..;) 名前だけ覚えてくれたようです。
1段目は大きなたいこ・・。大きいたいこはどんな音? じゃあどうやって弾こうか? 2段目の小さなたいこは? 考えさせながら強弱をつける練習をすると良いです。
難しくてとばした曲とあえて挑戦した曲
12.ドナルドおじさん とても愉快で楽しい曲ですが、フラットの調号、全休符、右手は4分音符だけど左手は2分音符など、一度にたくさんのことが出てきて混乱することが多いです。
16.おちば 最初から下線の音が出てくるので、いきなり苦手意識を持つことがあります。左手は同じ音なのですが。
なので、無理せずにとばしました。
15.ふうりん 和音が出てくるので挑戦します! 挑戦して頑張って弾けたときは和音の響きの美しさににテンション上がりますよ♪
13.のりもの 男の子はのりものが好きですね!何回も何回も弾いてきてました。 もう次の曲にうつっているのに。(^-^*) のりものが弾けるようになったら、隣のページのれんしゅうきょく[14]はテンポアップして少し速く弾く練習をします。電車になった気分で弾こうか!というと喜んで弾きました。
14.ピアノのおけいこ 見開き1ページある長い曲に挑戦します。リピートもあるので、導入期の最初の子にとっては大変なことだと思います。 頑張ったねー!!!とたくさん褒めます!
私は、オルガンピアノの本はここまでにして、次は「ぴあのどりーむ」という教本の2巻に取り組むこととしました。ぴあのどりーむ「2巻」はオルガンピアノ1巻の中盤くらいのレベルです。オルガンピアノの本の2巻に進まなかった理由は、この生徒さんに関しては、もう少し簡単な曲の練習を続けてからステップアップしたいと思ったからです。
今回紹介した本はこちらです↓
まとめ
・ピアノ入門書「バイエル」は、1オクターブ上の「ド」から始まっていて混乱するので、代わりとなる「オルガンピアノの本」がおすすめ。
・「オルガンピアノの本」は、音符が大きすぎず、小さすぎずとても見やすい。また、進度はゆっくりだが、確実に指番号を覚えていける。
・「オルガンピアノの本1巻」終了後は、「ぴあのどりーむ2巻」に進む。(個人差あり)
参考になると嬉しいです^^
読んでいただきありがとうございました♫
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