かおりミュージッククラスです(^_^) ご訪問ありがとうございます!
今日は、「ハノン」という教本についてのお話します♬
ハノンとは?
フランスの作曲家、シャルル・ルイ・ハノン(正しくはアノンだそうです)が、指の独立や指が均等に速く動くための練習として作っている教本です。
指を均等に動かす、指先の感覚に集中する、腕や肩の力を抜きながら弾く、ピアノを学ぶ上で必要なテクニック、ピアノの学習で大切なことがギュッと詰まっている本です。
指番号どおりに練習する
では、練習方法についてお伝えしますね^^
音符の上に指番号が書いてあるので、この指番号通りに練習します。
1.親指 2.人差し指 3.中指 4.薬指 5.小指
指は、スムーズに動く指(強い指)、動きが鈍い指(弱い指)があります。 弱い指は使うことになれていない指です。
4番(薬指)、5番(小指)が弱いことが多いです。
均等に動かすには、訓練が必要になります。その訓練にハノンはとても有効です。
考えながら弾くことが大事
ハノン練習は指の訓練なのでよく耳にするのが
「単調でつまらない」「指番号が左右違ってめんどくさいところがある」「面白くない」「退屈」ということです。
ハノンあるあるです。
ですが、単調だからこそすぐに暗譜できるので、どの指が弱いのかを知り、自分の手の形や腕の位置に注意して脱力を確認しながら弾くことができます。いつもどの指が弾きにくいのか、自分の身体の力のどこに力が入っているのか確かめると良いです。
耳で音を判断するだけでなく、どんな弾き方だと楽に弾けるのか、手や腕のポジションを常に見て、考えながら弾くということはとても大事です!
ピアノは、弾いているときの身体の状態で音が変わります。緊張した時は身体が硬くなるので手首や腕の脱力が出来なくて硬い音になりますし、リラックスした状態の時は身体が緩んでいるのでまろやかな音になります。
自分はどんな状態(手の位置や腕の感覚など)の時が良い演奏ができるか、普段から考えて感覚がつかめるといいですよね!(私もまだまだ修行中です^^)
まずはプレハノンがおすすめ
ハノンは指の訓練にとても適している教本ですが、1曲1曲が長く、ピアノ中級者くらいから使う教本なので、ピアノを習い始めたばかりの方がいきなり挑戦するのは難しいです。
なので私はまず「プレハノン」という教本を使います。
「こどものプレハノン」と書いていますが、大人初心者さんもこの本から練習することをお勧めします!
プーさんの表紙がとてもかわいいです(^_^)
プレハノンは1曲1曲が短くて取りかかりやすいです^^
音符も大きくて見やすいです。1番~39番までの曲は、「ドレミファソ」までの音しか出てきませんので大変弾きやすいです♬
指の間をを広げる練習もあります。↓↓
「ドラド」「レシレ」「ミドミ」・・・という順番で音が上がっていきます。
ドからソであれば軽く鍵盤に指を置いてドとソを弾けるのですが、ドからラを弾くときは少し指を広げないと弾けませんね^^
この時に使う指は、右手が1番と5番の指(親指と小指)、左手が(小指と親指)です。
意識して指の間を広げる練習をすることは、鍵盤の位置を指が覚えてスラスラ弾けるようになるための大切な練習となります。
プレハノンの音階練習に慣れてきたら、スタッカートやスラーなどをつけて練習することにもチャレンジしてください。
表現力を身につけるのに効果的な練習方法にもなります。
プレハノンの後半では、ハノン1部の1番と同じ音階練習が出てきますので、1冊終わる頃には無理なくハノンにステップアップできるようになっています^^
今回紹介したプレハノンはこちらです↓
まとめ
・ハノンとは、指の独立、均等に動かすための練習として使われている本。
・指の訓練の本なので、単調でつまらないと感じることがあるかもしれないが、単調だからこそ指や脱力に集中出来る。
・耳で音を判断するだけでなく、身体がどの状態であれば良い音が出るか、確認しながら弾く練習することも大切。
・初心者は、まず、プレハノンがおすすめ。
参考になりましたら嬉しいです^^
読んでいただきありがとうございました♬
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