ゆるやかピアノ♪ かおりです。
ご訪問ありがとうございます。
今日は、ピアノ初心者のお子さんに教えたい楽典その2、音符の読み方をお伝えします。
ピアノ初心者のお子さんに最初に教えたい楽典その1はこちらからの記事です^^
音符の読み方の前に5線譜を教える
それでは最初に、音符の読み方を教える前に、わたしが生徒さんに教えていることがあるのでお話しますね^^
それは「5線譜を丁寧に教える」ことです。
楽譜は5本の線で出来ています。
線と線の間は4つあります。
見ればわかる当たり前のことなのですが^^
これから音符を読む練習をする中で【線に串刺しになる音符】【線と線の間に挟まれる音符】があるということを理解するのが大切です。
なので、生徒さんと一緒に「第1線、第2線・・・」「第1間、第2間・・・」と声に出して読んでいきます。
「線」と「間」について教えてから、次は音符の読み方に進みます。
ト音記号の音符の読み方
では、次に「ト音記号」の音符の読み方に入りますね。
私は、100均ショップで購入したA4サイズのホワイトボードと、マグネットに音名を書いたシールを貼ったものを使って教えています。
マグネットは何回も繰り返し使えますし、お子さんがとても興味を持つ道具です^^
指先を使いますから、指や脳の発達にも良いのでおすすめです。
生徒さんに、串刺しになる音符と間に挟まれる音符を確かめてもらいながらマグネットを置いてもらいます。
最初は、線からずれてしまったり、中途半端な位置に置くことが多いですが、根気強く丁寧にやっていくと、少しずつ音符の場所を覚えていきます。
ここで注意して教えたいことは、「レ」の位置です。
「レ」は線の下にぶら下がっていますが、生徒さんの中に、ぶら下がる「レ」の位置をなかなか覚えられないお子さんがいました。
なので、絵を描いてみました!
「レモンの【レ】は第1線にぶら下がってるね! 」と、絵を見て教えると、笑顔ですんなり覚えてくれました^^
慣れてきたら
ドミソシ・・・線にお団子のように串刺しにされる音符
レファラド・・・ぶらさがる、間に挟まれる音符
このようにカテゴリーを分けてみます。
これは、後々の和音を知る練習に役立ちますし、繰り返すうちに音符の位置を正確に覚えていくことが出来ます。
ヘ音記号の音符の読み方
次にヘ音記号の読み方を教える方法です。
ト音記号より、ヘ音記号の方が覚えるのに時間がかかる生徒さんが多いです。
どうやらト音記号の5線譜で串刺しで覚えた音譜が、ヘ音記号では、間に挟まれてるから混乱するようです。
ト音記号「ソ」とヘ音記号「ソ」
この2つの【ソ】ですが、文字では同じ「ソ」だけど、全く違うということも教えたいですよね^^
実際にピアノで弾いてみて「同じ【ソ】だけど、音が全然違うね。楽譜の読み方も全然違うね」と、生徒さんに繰り返しお話して、マグネットで練習すると身についてきます。
繰り返しお話するというのがポイントです!
音符カードを使う教え方
それから、音符カードを使って覚える方法もおすすめです。
ここでわたしが気を付けていることがあります。
カードをめくったり、生徒さんにカードを指さししてもらうときに、スピードにはこだわらないということです。
生徒さんの中には、フラッシュカードのようにスピードを出してゲーム感覚でやると目をキラキラさせて楽しむ生徒さんもいれば、スピードが苦手で、並んだカードをじっくり見ながら指をさして答える方が好きな生徒さんもいます。
個人差がありますので、生徒さん一人一人に合わせた使い方をして「確実に読める!」と、自信をつけさせることを目的として使うようにしています。
楽譜と鍵盤を一致させる練習
音符が読めるようになってきたら、楽譜⇒マグネットを使う⇒音を鳴らすの3つのステップで楽譜と鍵盤を一致させる練習をします。
①まず、生徒さんに、楽譜を見てもらいます。
②次にマグネットを鍵盤の上に置いてもらいます。
③最後に鍵盤を押して、音を鳴らします。
楽譜「ド」 マグネット「ド」 鍵盤を押して「ド」
この3つが一致すると、楽譜が読めています(*^o^*)!
音符が読めて、曲が弾けると、とても嬉しくなりますね^^
日本音名とドイツ音名を教える
わたしは、日本音名、ドイツ音名を初心者のお子さんから教えています。
もちろん、すぐに理解出来なくて大丈夫ですし、すぐに覚えてほしいことではないのですが^^
覚えると、本格的に音楽の勉強をしているみたいでカッコイイですよね!
生徒さんには「少し難しい事にも挑戦してみようか!」と声かけするとわくわくするみたいです。
レッスン最後のお楽しみとして、ホワイトボードの上にマグネットを置いたり、鍵盤の上にマグネットを置いたりしているうちに、日本音名、ドイツ音名を自然に覚えていきます。
そして、ト音記号の「ト=ソ」ヘ音記号の「へ=ファ」が理解出来るようになります。
まとめ
・5線譜を丁寧に教えることで、音符の位置を理解しやすくなる。
・音符の読み方ははホワイトボードとマグネットを使うのがおすすめで、根気強く丁寧に教える。
・音符カードは、生徒さんに一人一人に合わせた使い方をして読めるように自信をつけさせる。
・楽譜⇒マグネットを使う⇒音を鳴らすの3つのステップで、曲が弾けるようになる。
・ピアノ初心者の生徒さんにも楽しみながら日本音名、ドイツ音名に挑戦させることができる。(個人の意見)
参考になると嬉しいです。
読んでいただきありがとうございました♬
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