ゆるやかピアノ♪ かおりです。
今日は、新米講師さん向けに、ぴあのどりーむの4巻についてお話ししようと思います。
ぴあのどりーむ4巻のレベル
最初に、4巻のレベルについてお話ししたいと思います。
ピアノ初心者のお子さんがぴあのどりーむ1巻~2巻から学んでいくと両手でピアノが弾けるようになります。
3巻で和音、音楽記号が出てきて、少しずつ「表現をつけながら両手で弾ける」というレベルになりました。
3巻の最終曲「はずんだボール」
4巻は、モデラートなどの速度記号や8分の6拍子の曲も出てきます。
ペダルを使う曲も出てきます。
4巻では音楽記号をより深く知り、拍子も理解してピアノを弾けるようになるレベルに成長します。
4巻が終了する頃には、表現力のあるピアノ演奏ができ、ピアノ演奏の楽しみを感じることもできるようになります。
曲の展開の練習ができる
次にこの教材の良かったところについて3つお伝えしていきたいと思います。
まず1つ目は、曲の展開の練習が出来るところです。
例えば、最初の見開き1ページは似たような音型の曲がありました。下の写真は、曲の最後のところです。
①題名:おまつりがはじまるよ
②題名:森のおまつり
比較してみると、休符が入ることで動きが複雑になっています。
①がスラスラ弾けるようになった生徒さんが②に入ると、最初はあれっ?と戸惑います。聴いたことがあるのに、頭と身体がうまく連動しないんです。
なので、繰り返し、ゆっくりと何回も練習し、リズムや両手の動きを覚えていきます。
「休符や音符の種類が変わると色んなパターンになるんだなあ」と知るのは、これからピアノを学んでいくうえで大切なことです。
何回も練習しているうちに、「題名が似ていて曲も似てるけど、弾いたらぜんぜん違うんだね。進化形だ!」と言った生徒さんがいました^^
1回で理解出来るようになりませんので^^ 何回も練習することで身についてきます。
馴染みのある曲がはいっている
2つ目に良かったと思うところは、馴染みある曲の「ジングルベル」「こぎつね」がはいっているところです。
全く初めての曲で、音符も複雑になる、難易度が上がるとなるとめげそうになりますが、知っている曲だと生徒さんのモチベーションがグッと上がります(*^▽^*)
そして、知ってる曲を難しいアレンジで弾けるようになると、生徒さん自身が自分の成長に気付きます!!
今まで、コツコツピアノをやってきて、4巻で成長に自分で気付くと、「もっと練習しようかな!」というやる気にもつながるのでとても良いと感じました!
スケールの練習ができる
3つ目に良かったところは、ぴあのどりーむ4巻では、スケールの練習もできるんです。
ハちょうちょうの れんしゅう
ちょっとだけ、ツェルニーのスケール練習を感じます^^
左手のカデンツもカッコイイ響きです。
私はぴあのどりーむ4巻に入って数曲練習した後は、順番通りに進むのではなく、スケールの練習ページにとびます。そして、曲は1曲~2曲とハ長調のスケールをやります。
そうすることで、スケールの練習を繰り返し行えるし、ハ長調の音階が身につくようになるからです。
本の後半ではト長調のスケール練習も出てきますが、生徒さんが混乱しないように、ト長調はハ長調を完全に覚えてから練習に入ることにしています。
4巻に関しては、「もっとこんな風だったら教えやすいな」と感じるところはなく進めやすかったです♪
まとめ
・4巻では、速度記号や拍子についてより深く理解するようになる。
・4巻を終了する頃には、表現力のあるピアノ演奏を楽しむレベルになる。
・4巻の良いところは、曲の展開の練習が出来るところ。
・知っている曲が難しいアレンジで弾ける。
・ハ長調とト長調のスケール練習ページがある。
ぴあのどりーむ1~3巻の記事もあります。こちらからどうぞ^^
読んでくださりありがとうございました☆ミ
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