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新米ピアノ講師さん向け 両手で合わせる前に教えること

宮崎県宮崎市ピアノ教室

ゆるやかピアノ♪ かおりです。

ご訪問ありがとうございます。 

今日は、両手練習に入る前にどうやって教えようかと悩んでらっしゃる新米講師さんに、私が実際に生徒さんに教えているやり方をお伝えします^^

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ピアノの練習には順番がある

ピアノの練習には順番があって

指番号の確認⇒片手練習を丁寧に⇒ゆっくり両手の練習

いう順番でやっていきます。

例えばこちらのバイエル上巻の練習曲で説明します。

右手と左手の音はオクターブが違うだけです。音符の長さは同じです。

しかし、指は左手は5番の指(小指)、右手は1番の指(親指)を使うんです。

右手と左手は違う指を使っての動きになるのでここで、ピアノ初心者さんの脳は大混乱します。

なので、講師から見て「これくらいだったら生徒さんは弾けるだろう」という簡単な曲でも、必ず『片手練習』をして、それから『両手練習』です。

少しずつ慣れていくことが大切なんです。

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なぜ片手練習が必要なのか?

なぜ片手練習が必要なのかといいますと、譜読みが丁寧にできるので、譜読みミスを防げるからです。

それと片手に集中して音形を感じながら練習することは、表現力も豊かにしますのでとっても大切なんです。

わたしは片手練習がなぜ大切かをを小さい頃に教えてもらっていないので、片手だけの地道な練習が苦手でした(..;)

早く曲を仕上げたいという気持ちが先走りして、ちょっとだけ片手で弾いただけですぐに両手練習をするので、つっかえつっかえの練習を繰り返しました。

結果・・・譜読みは遅い、譜読みミスがあり訂正に時間がかかる、曲が仕上がらずに心が折れることも。。

そうならないように、生徒さんには片手練習をしっかりしたほうがつっかえないし、上達が早いことを知ってもらうことが大事だと考えています。

まずは片手練習から

まずは片手練習からですが、私が心がけていることがあります。

1つ目は右手だけメロディーを弾き『どんな曲に感じたか?』を聞くことです。上行する時は「音が広がるような感じでクレッシェンドするとステキだね」とか、左手の音だけ出して「カッコイイね」と感想を言い合うことです。

2つ目は生徒さん自身が弾いて、音を聴いて『どう感じたか?』を聞くことです。
例えば、「楽譜がフォルテだからフォルテで弾こうね! 」ではなく、楽譜と照らし合わせて「だからここはフォルテがいいんだね」「ここはピアノなんだね」と話すようにします。
 
理由は、講師が教えるのではなく演奏する本人がどう感じるかを考えて練習すると、その人にしか出来ない素敵な演奏が出来ると思うからです^^

 

また、片手練習を教えていて気づいたことなんですが、左手は右手に比べて思うように動かない生徒さんが多いです。 

私は『利き手ではないから動かしづらいんだろう』と、ずっと思っていました。

しかし、あるときに、左利きの生徒さんもなかなか弾けないことがあり、『左利きの生徒さんも左手は動かしづらいんだ!?』と知りました。

弾きにづらそうにしている場合は、手が鍵盤から落ちないように、手のひらを下から支えてあげると良いと思います。

個人差はあると思いますが、左手は弾けるまでに時間がかかっても必ず出来ます。

弾けるようになってきたら、次は両手練習に入ります。

両手に入る前のウォーミングアップ

中には両手を同時に動かす動作が難しいと感じる生徒さんがいます。

そんな生徒さんは、両手で鍵盤を弾く前に両手に入る前のウォーミングアップをするのがおすすめです。

まず、鍵盤の蓋を閉めて、蓋の上で楽譜通りに左右の指を動かします。(膝の上でも構いません)

左右の指が同時にスムーズに動くようになってきたかな?というタイミングで、「両手に挑戦してみましょう!」と誘い、ピアノの蓋を開けます。

いよいよ両手の練習♪

いよいよ両手の練習ですが、最初は使う指と鍵盤の位置を確認しながら、ゆーっくり練習します。

ゆーっくり練習する理由は、左右の違った動きに混乱している脳に指の動きを慣れさせるためです。

もう一つ、両手を初めて弾く生徒さんの多くは慣れない動きに緊張します。

弾くときに身体も固まってきますので、片手で感じた音色やの音形を忘れてしまいます・・・

片手練習で学んできたことを両手練習で生かせるように少しずつ慣れていくことが大事です。

焦らずゆっくりと

両手を同時に動かして弾くというのは、ピアノ初心者の生徒さんには最初はかなりハードルが高いことです。

両手を練習するレベルになっている生徒さんは、片手はスラスラ弾けるようになっていますが、両手に入ると急に思うように弾けなくなり、もどかしい気持ちがあると思います。

そんな時こそ、講師の出番です。

『焦らずゆっくりと練習すれば必ず弾けるようになりますよ!』と声かけをして見守ることが大切です。

 最初から弾けるのなら、先生は必要ないのですから^^

気をつけること

練習している中で、気をつけることがあります。

両手で弾くことに慣れてくると、テンポをあげて弾けるようになります。

良いことなのですが、注意点があります。

1つの曲の中で、速く弾けるようになったところもある、まだ慣れてなくてゆっくりしか弾けないところがある、と言う場合はテンポの区別をつけて練習しないということです。

例えば、Aはスラスラ弾けるのに、Bはゆっくりしか弾けないときは、Bのテンポに合わせてゆっくり練習します。

テンポを守って弾いていないと、曲が仕上げるときに、ちぐはぐな演奏になっています。

一定のテンポを守って練習することが上達への近道です。

まとめ

・指番号の確認⇒片手練習を丁寧に⇒ゆっくり両手の練習。

・片手練習は、譜読みが丁寧にできて、譜読みミスを防ぐために必要。

・片手練習で大事なことは、片手ずつ弾いてどう感じるのかを聞くこと。

・両手練習に入る前に、ピアノの蓋の上で指を動かすこともおすすめ。

・左右の指の違った動きに慣れるために、最初はゆっくり両手練習を行う。

・テンポを守って、焦らずゆっくりと練習することが上達への近道。

 

参考になりましたら嬉しいです^^

読んでいただきありがとうございました♪

 

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