こんにちは。
ゆるやかピアノ♪ かおりです。
今日は、私がピアノを習って辛かったこと、だからこそ心がけていることを書きます。
全く上達しなかったピアノ
私は、
そこは次々と講師が入れ替わる教室で、講師の名前も覚えられず、
レッスンでは模範演奏をしてくれず、「弾いて終わり」
なので、ピアノの基本的な事をしっかり教えてもらえなかったですし、私自身も練習をしなかったので全く上達しませんでした。
中学生になると、部活を理由にピアノを辞めたのですが、高校生の時に出会ったピアノの先生に歌う声を褒められ、音大を目指すことを決めました。
そして、再びピアノを習い始めることになりました。
レッスンでのしんどかった経験。だからこそ心がけていること
ところが、その先生のレッスンはとても厳しいことで有名で、 心の折れることがあるレッスンでした。
例えば、最初にハノンを弾くと、「力が入りすぎている、指がしっかり動いていない」という理由で最初から怒鳴られます。
怒鳴られるので萎縮し、ますます身体が固くなり、先生の指示通りに弾けないので焦ります。
「何度言ったら分かるの!!」と、手や頭を叩かれることもありました。
あるレッスンの終わりに、先生は難しい顔をして「あなたは本当にピアノが下手よね。テクニックはバイエル以下よ」と仰ったんです。
この一言が、すごくショックでした。
ですが、私は感情を顔に出さないようにして、黙ってうなずくだけでした。
先生の家を出たときに、涙が出てきました。
私は泣きながら自転車をこいで帰りました。
レッスンで特にしんどかったのは、質問ができなかったことです。
正直、先生の言っている事が分からなかったり、感覚がつかめないときがありました。
だけど、「そんなことも分からないの!?」と、怒鳴られたら嫌だなと思い、質問しませんでした。
その後、短大の音楽科には合格したけれど、良い成績は出せなかったので、ピアノを弾くことも歌う事も諦めてしまいました。
けれど、20年経った今、ご縁があり、 ピアノの先生をしています。
当時のことを振り返ると、私にとってピアノレッスンとは「 分からないことは聞けない。厳しくて否定されて当たり前」 でした。
私はこの経験があるからこそ
「決して生徒さんを否定しない言葉がけをしよう」
「質問しやすい雰囲気を作ろう」
「来るのが楽しい!と思える、工夫したレッスンをしよう」
この3つを心がけてレッスンをしています。
「ゆるやかピアノ」というのも、 心ゆるやかに音楽を楽しんでほしいという私の願いがあります。
私は、これからも生徒さん一人一人と丁寧に向き合い、 生徒さんの成長を楽しみにしながら、レッスンしようと思っています。
読んでくださり、ありがとうございました^^
コメント